ホーム活躍するOB・OGたち  第51回

【第51回】患者さんと長くお付き合いするホームドクターとして、幅広く高いレベルでの治療を提供しています

比留川先生ご夫妻1日本大学松戸歯学部 平成11年卒業
みなとみらい歯科醫院
院長 比留川守道氏(写真右)
日本大学松戸歯学部 平成11年卒業
みなとみらい歯科醫院
副院長 比留川裕子氏(写真左)

日本大学松戸歯学部の同級生ということでお二人での登場をお願いしました。院長の比留川守道先生は2007年に横浜市西区に「みなとみらい歯科醫院」を開業され、副院長で奥様の比留川裕子先生とともに地域の方々の健康維持に貢献されています。

歯学部に進学されたきっかけは?

比留川先生ご夫妻2
院長の比留川守道先生と副院長の比留川裕子先生

実家は自営業を営んでいましたが時代の移り変わりもあり、両親から実家を継ぐよりは手に職をつけた道に進んだ方がよいとすすめられ歯学の道を選びました。

裕子副院長:私は実家が歯科医院で一人っ子だったので小さい頃から歯科医になって実家を継ぐものとごく自然に思っていました。父が日大歯学部卒で、歯科医院を開業している2人の叔父も日大卒だったので、私も当たり前のように日本大学に進学しました。

歯学部を卒業されてから開業までの経緯を教えてください

みなとみらい歯科醫院入口
桜木町駅から徒歩8分の場所にあるみなとみらい歯科醫院

大学時代に、当時は治療が始まったばかりのインプラントに興味を持ち、将来、必要になる治療方法だと実感しました。インプラント治療には口腔外科の勉強が必要と考え、大学卒業後は口腔外科を学ぶべく医学部の医局に残り、勤務医として働きながらインプラントについて学びました。日本大学板橋病院口腔外科で1年研修をして麻酔科で半年間、社会保険横浜中央病院歯科口腔外科に1年間勤務しました。その後、日大の先輩の歯科医院で3年ほど勤務させていただいた後、開業しました。

医科の中にある口腔外科ではどういった治療をされていたのですか?

一般的な外科的な処置のほか顔面骨折等大きな外傷も多く、脳外科や耳鼻科の先生たちとのチーム医療といった形で手術に当たることも多かったですね。
入院施設があるので入院されている方の治療、たとえば白血病の治療される前に口腔内の治療を済ませるなど有病者の方の治療もありました。

医院受付
明るく開放的な雰囲気の院内

学生時代はどのように過ごされましたか?

勉学というより6年間、ラグビーに明け暮れていたといった方がよいかもしれません。平日は夜8時、9時くらいまで週4日の練習は普通でした。大学の先輩の甘い言葉に勧誘されて入部したのが始まりでした。サークルのような楽しい部活で夏は南の島に遊びにいくということでしたがとんでもない、毎年夏は長野県の菅平高原で強化合宿でした。そんな厳しい部活だったので同学年で7人入部しましたが、6年の最後まで残ったのは2名だけです。

それでも6年間続けられたのは先輩、後輩との絆があったからでしょうか。部員も少なく1人でも欠けるとコンビネーションが組めなくなるというので6年の12月末まで試合に出場していました。
体をぶつけて痛い思いを分かち合った仲間なのでつながりは強く、今でも交流が続いているのはありがたいことだと思っています。

裕子副院長:私はそのラグビー部のマネージャーで、ラグビーのことをなにも知らずにたまたま勧誘されて入部したんです。当時のキャプテンが厳しくてマネージャーも部員と同じように毎日、練習に出て選手のサポートをしていましたが、暑い日は途中でお茶を飲みにいったり、終わったあとは監督やOBの先輩においしいものを食べさせてもらったりと部員とは違ってつらいことはなかったです。

歯科医院についてお話しください

クリーニングルーム
歯のメンテナンスを中心に行うクリーニングルーム

特別変わったことをしているわけではありませんが、地域のホームドクターとしてインプラントをはじめとする外科手術のほか一般歯科医院として幅広い治療を行っています。抜歯については大学病院を紹介されるような難症例についても対応し、親知らずや矯正治療のために抜歯する歯を、歯を失った部位に移植する「自家歯牙移植」も行っています。最後まで自分の歯で噛むことが一番ですから今ある歯をできるだけ温存して大事に使ってもらいたいと考えています。
以前私が勤めていた医院時代からの患者さんや引越しをされても通ってくださる患者さんもいらっしゃりご信頼いただいているのかなと嬉しくなります。

ご夫婦で歯科医院をやっていらっしゃるメリットは?

診療室
ユニットごとにモニターを設置した診療室

仕事での行き詰まりなども1人で抱え込まずに相談できるという点で戦友みたいな心強い存在です。事務や経理は妻に任せて治療に集中できるという点でも助かっています。家庭や子どものことなどもできることは僕もやりますが、妻には感謝しています。

裕子副院長:私の方は子育てが途切れなかったので、なかなか診療時間が取れなかったですね。4人子どもがいて、一番下の子が今年、高校にあがるのでやっと手が離れるかなと思っています。

校友会の活動はいかがですか?

校友会活動では異業種の方とのお話がとても新鮮で、経営されている方も多いのでいろいろアドバイスもらえたりとてもよい勉強の機会になっています。

歯科用CT
正確な診断を行い、専門的な治療に対応するため歯科用CTを導入

趣味などがありましたら聞かせください

丹沢に2人で登ったり、3ヶ月に1回くらいの割でハイキングにでかけています。

裕子副院長:週1回の休みの日も一緒にいることが多く、友人からは仕事も一緒でよくそんなに一緒にいられるわねと言われます。

これからやりたいことを教えてください

比留川先生ご夫妻3
専門性の高い治療技術を活かしながら地域医療に貢献しています

患者さんもご高齢になり通院もたいへんになってくるので、そろそろ院の外にこちらから出なければいけない時期だと実感します。患者さんをずっと診る責任がありますから、今後は訪問診療も視野に入れて考えたいと思っています。 プライベートでは最近運動不足なのでゴルフをまた、始めたいですね。子どもが小さい頃はラグビースクールに入れてコーチをしたりしていましたが、その子たちも受験で中断すると皆、ラグビーを離れてしまい寂しい限りです。

裕子副院長:私はできればもうちょっと仕事をしたいと思っていますが、子どもに手がかからなくなったとはいえ、それぞれの学校の行事や家のことなど思うように時間が取れないというのが現状です。

訪問を終えて

患者さんにとって大切な歯をできるだけ温存するという考え方で、丁寧な根管治療から歯の移植という先進治療まで熱心に取り組まれていて患者さん1人ひとりに最善の治療を提供されているということを実感しました。地域のホームドクターとして信頼をされていることが伝わってきます。

医院紹介

みなとみらい歯科醫院
住所:神奈川県横浜市西区花咲町5-131-6ストーク桜木町1F
TEL:045-250-0270
診療時間:月~土曜日9:30~13:00/14:30~19:30(木・土曜日は17:00まで診療)
休診日:日曜日・祝日
ホームページ:https://www.minatomirai-shika.jp/

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