ホーム箱根駅伝応援の現場から  第1回

第1回 第3区を受け持つ湘南桜門会

第3区は戸塚から藤沢・平塚の区間になります。応援場所は藤沢警察署も近い、消防署の横です。(藤沢の引地川にかかる富士見橋付近)
第3区は湘南桜門会が受け持ち、復路になる第8区は同じ場所で生物資源科学部校友会が担当します。第3区を担当している湘南桜門会の鈴木会長、山口副会長、佐々木副会長にお話しを伺いました。
(役職は取材時点)


左から佐々木副会長、鈴木会長、山口副会長

こちらの応援ポイントはいつごろ、どのような経緯で出来ましたか?

23年ほど前の湘南桜門会の発足と同時期に、組織だった応援をはじめました。その当時は箱根駅伝も今ほど注目されておらず、皆さんが勝手連的な応援をしていました。私たちは初めて集まったときにどうせならテレビに写ろうと考え、藤沢に中継カメラの定点スポットがありましたので、その近くに陣取りました。
始まる前に担当者へ挨拶に行ったらうまく狙い通り写してくれましたね。ただ、最初の10年間位は決まった場所を持っての応援ではありませんでした。12~3年前からここにいる山口副会長の梅畑を提供いただくことになり、そこが応援スポットとして定着することになりました。

いつも何人位集まりますか?

たくさんの豚汁、焼き肉、お酒などの飲み物を用意していくのですが、いつも200~250人近くいらっしゃるようです。
長年ここで応援していることを皆さん知っていますので、ここにくれば知った顔にも会えるし、賀詞交歓も出来ると思って来られる方も多いです。

準備で大変なことは何ですか?

応援に参加される人数も多く、規模も大きいので、準備など実際の作業で大変なところもあります。テントを2張り設置し、横断幕3枚を取り付け、ピンクののぼり旗を100本以上立てていますが、前日にのぼり旗を立てる訳にいかないので、当日すぐ旗が立てられるように、年末から旗立てをくくりつけて準備をします。人数分の食材をカットする作業も必要になります。ただ、準備中も大変ですが、宝くじを買って待っているような楽しみもありますね。
終わったあとにはのぼり旗を設置させていただいた個人宅や店舗の方々へお礼に行きます。それぞれの方々から「来年も頑張って下さい。」と励まされます。

今までに印象に残った応援はありますか?

いつも3区の応援ポイントを通るときは上位です。最近も2位や3位で目の前通過しておおいに盛り上がるのですが、家に帰ってテレビをつけると「何!?」という順位になっているところが…
応援ポイントを今の場所にする前の話しですが、その年にいつも駅伝へ参加していなかった大学で突然参加が決まったところがありました。私たちは当日いつものように昨年使った場所で準備を始めていたのですが、突然その大学のOBたちがバス数台で乗り付けてきて追い払われたことがあります。そこの場所の地主さんがその大学のOBだったのですね。

応援のマナーで注意されていることはありますか?

お酒も出していますが、そのお酒を持って私たちのスペース以外のところへふらふら行かないように注意しています。また、旗を多数立てていますが、警察からも指導があるので旗の出し方にも十分注意をしています。
旗がじゃまして選手が見えないと言って、旗より前のコースに身を乗り出す人も出かねないのでその辺も十分注意しています。

応援へ参加される方へ一言

毎年同じ場所で応援していますので、日大に関係する人たちは一緒に応援しましょう!
また、湘南桜門会は箱根駅伝以外にも春には生物資源科学部の付属農場をお借りしてお花見。夏には鵠沼海岸で地引網を毎年行っていますので、ファミリーの方もぜひご参加下さい。

ここがポイント!!

沿道400mに及ぶ広い応援エリア。テントも特注のピンク色のテントです。仮設のトイレも用意しています。


1997年から毎年発行されている湘南桜門会の会報


その年の箱根駅伝の様子も詳しく紹介されています

応援場所の詳細はこちら

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