ホーム箱根駅伝応援の現場から  第3回

第3回 応援スポットで最新・往路2区、復路9区保土ヶ谷橋

こちらの応援ポイントは、横浜駅近くの高島町応援ポイントと箱根駅伝最初の難所である権太坂の間に位置しております。伝統の高島町と権太坂の応援ポイント、この2つの応援ポイントの距離が長く、従来から応援ポイントをもう一つ増やしたい希望がありました。往路2区復路9区のほぼ中間地点、現在数ある沿道の応援ポイントの中で一番新しい場所になります。1日目往路は、2区鶴見中継所から12キロほど、2日目復路は戸塚中継所から12キロと選手走行の集中力が落ち気味になりそうな場所に、ちょうど良い具合に新しい応援ポイントとして設置が出来ました。


往路スポット


往路スポット


往路選手通過(石川選手)


往路沿道応援


復路スポット


復路スポット

こちらの応援ポイントはいつごろ、どのような経緯で出来たのか

2年前に神奈川県支部長が神奈川県警OBで地元の町内会副会長でもある内藤好夫さん(法卒)に相談し、また地元横浜市会議員の坂井太さん(文理卒)からも協力をえて、往路は保土ヶ谷消防署本陣出張所となり、スーパーイオン保土ヶ谷橋店斜め前に応援スポットを確保、復路は往路地点から500m先の外川神社前の反対側にあるワカバヤシ電気商会さんにご了解を得てその駐車場を確保させてもらいました。国1駅伝コース沿い絶好の場所になります。場所の面積が若干狭い事が、特徴になります。
往路を根本英明幹事長、復路を望月一弥副支部長に担当してもらいスタートしました。

今では、どのような方々が来られるのでしょうか?

基本的に校友会神奈川県支部の役員の方々が応援用バナーなどの資材を準備して来られます。割と新しい場所なので、まだまだ知られておらず、最近はやりのSNSのFB(フェイスブック)を見て、地元とは関係なく飛び入りで参加される方もおられます。

最新の増設応援スポット保土ヶ谷橋、こちらの応援の特徴

平成27年(2015年)の第91回大会にも、6区箱根のゴール地点で10年以上行っているチアとブラバン合同の大学応援スタイルに、合わせて応援団様式のボランティアの方々が居られます。この6区応援責任者でもある鈴木充さんと5~6名の方々が、早朝の芦ノ湖畔での応援終了後、保土ヶ谷橋まで回って頂きました。本来芦ノ湖ゴール地点だけでしか見る事の出来なかった、箱根駅伝で長く続けられてきた応援団形式の応援文化をこちらの場所でも見る事が出来ます。


復路沿道応援


復路沿道応援


復路沿道応援

保土ヶ谷橋の応援スポットで印象に残っている事

平成27年(2015年)第91回大会2日目復路、応援スポットの目前を本学の桜色の襷をつないで走った選手は、4年生の村越直希君でした。新設の応援場所とは言え、こちらでも沿道応援伝統の選手の名前を連呼する応援スタイルを踏襲致しておりました。我々の村越コールの中、順調に襷を運んで行きました。


復路選手通過(村越選手)

ところが、通過後最終10区鶴見の中継所では、第1走者から20分遅れに適応の一斉繰り上げスタートの状況。10区スタートライン上、本学アンカーの4年生大門友也君、鶴見中継所の直線コースに村越君が見える中、あと数十秒で襷が渡される目前で非常な繰り上げスタートの号砲が鳴ってしまいました。TVでは、非情なルール適応とそれでも懸命に中継所まで襷を運んだ後、泣き崩れる村越君の姿を映しておりました。

我々の先輩方も若い君たちと同じような経験を経ております。もう箱根を走る事は出来ないのですが、いつかこの出来事を乗り越えてもっともっと大きく成長して行ってください。沿道の我々にはこのような言葉くらいしか贈る事は出来ません。これも、長い開催の箱根駅伝の姿、されど箱根駅伝の姿です。 まだまだ、こちらは新しい応援スポットなので、沿道応援に来られる皆さんが、将来様々な思い出を作って行けると思います。

応援に参加される方々へ

少し狭い場所ですが、横須賀線保土ヶ谷駅から藤沢方面に往路徒歩5分復路10分位で着きます。行きやすいスポットなので、気楽に来て頂ける場所と思います。また新しい場所でもありますので、まだまだ知られていない、穴場的な応援スポットだとも思います。

ここ保土ヶ谷橋応援ポイントの最大の特徴

交通便利な気楽な新しい応援スポット、これが保土ヶ谷橋の最大の特徴です。
町内の神社さん隣接の公共集会所でも丁度この箱根駅伝開催に合わせて沿道観戦と応援を行っておられます。トイレもこちらを利用させて頂けます。お車で来られても、コインパーキングの台数も少なく列車横須賀線で来られるのが一番良いと思います。

応援場所の詳細はこちら

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