【第4区と第5区の中継点で応援する小田原桜門会】 小田原桜門会は第4区から箱根に上る第5区への中継点近くで応援しています。ここは駅伝選手の定宿として知られた小伊勢屋の前になります。 この場所を担当している小田原桜門会の川口副会長と加藤幹事長にお話しを伺いました。
こちらの応援ポイントはいつごろ、どのような経緯で出来ましたか? 小田原では昭和25年頃から現役の学生が三輪トラックに乗って応援に行くほど盛んでした。 20年位前からOBが中心になり、本学の選手も泊まっていた小伊勢屋さんの前が応援ポイントになりました。応援をはじめたころは中継点はちょうど小伊勢屋さんの前でしたよ。 今の中継ポイントはここから箱根よりに150m位離れましたが、その為ここで4区のラストスパートを応援できます。 いつも何人位集まりますか? 小田原桜門会の関係者だけで60〜70人集まりますが、その他日本大学に縁のある人たちが集まってきます。 のぼりも120〜130本用意していきます。こののぼりは日大の卒業生で工務店をやっている人が倉庫に預かってくれていますのでここに寄って持っていきます。 応援場所ではふるまい酒を用意していますが、以前は女子部会で甘酒も用意していました。 準備で大変なことは何ですか? のぼりの本数も多いので全てののぼりのチェックなど手間のかかるところもあります。 応援の当日は終わったあとも皆さん片づけなどを手伝ってくれますが、車で来ている人も多くお酒は飲めません。ただ、それを察して後日手伝ってくれた人たちを誘って飲みに連れて行ってくれる先輩方も多いのでありがたく思っています。 また、駅伝の応援にお揃いのジャンパーを用意したり、当日ふるまい酒を出すなど活動には資金が必要になります。 昨年からリズムソサエティオーケストラというイベントを行っていますが、このイベントでチャリティとして東北の被災地支援を行っています。それにより東北への寄付金を渡すことが出来ました。また同時に一部をわれわれの活動資金にもあてています。小田原には日大卒業のOBも多く、皆さんにご協力いただいています。 今までに印象に残った応援はありますか? 箱根を走る選手の親御さんがわたしどもの応援ポイントへ来られて一緒に応援したことがあります。 その時は丁度予選会の応援に私たちも参加していて、偶然その親御さんとも面識を持ったのですが、本番では私たちのところで一緒に応援してくれました。同じ選手を一緒になって皆で応援するというのはいいですね。 応援のマナーで注意されていることはありますか? ガードレールにのぼりを取り付けられないので、皆でのぼりを持って応援しています。 小田原桜門会の人で別の場所で応援している人もいますが、数人で10本位ののぼりを立てるのに全部を持つわけにいかないので、水を入れて重しにする旗立てを10個ほど自前で用意して応援している人もいますよ。 応援へ参加される方へ一言 「日大に縁のある人はぜひここへ来てください。」と思います。 ただ、私たちは応援を要請するのではなく、ここへ行ってみたいと皆さんの気持ちが向くような活動をしていきたいと思っています。 リズムソサエティのチャリティもそうですが、海岸の清掃活動を行ったり地域の皆さんに貢献出来る活動を行って、日本大学の人たちがあんな社会活動もやっていると皆さんに認めていただき、だったら箱根駅伝も日大の人たちが応援しているから行ってみようとなるようにしていきたいと思っています。 ここがポイント!! 復路になる第6区も小伊勢屋さんの向かい側で小田原桜門会が応援しています。 駅伝の応援だけでなく、社会福祉に貢献し日本大学のステータスを上げることも日々努力しています。 |